輪ゴムの最後の一本は、なぜ退職させてもらえないのか
引き出しを開けると出てくる一本の輪ゴム。もうほとんど使っていないのに、なぜか捨てる決心もつかない。新品の輪ゴムがあるのに残され続ける最後の一本は、いつから特別な存在になったのか。小さな文房具から始まった話は、気づけば「まだ使える」と「もう使わない」の境界へ向かっていく。
引き出しを開けると出てくる一本の輪ゴム。もうほとんど使っていないのに、なぜか捨てる決心もつかない。新品の輪ゴムがあるのに残され続ける最後の一本は、いつから特別な存在になったのか。小さな文房具から始まった話は、気づけば「まだ使える」と「もう使わない」の境界へ向かっていく。
服を掛けるだけのはずなのに、ハンガーには妙なこだわりがある。向きが揃っていないと気になる、一本だけ別の場所にあると戻したくなる。そんな日常の小さな違和感から、いつの間にか「服よりハンガーのほうが管理されている」という話になっていく。