醤油差しは、なぜ最後まで「まだある顔」をするのか
使い切ったはずなのに、なぜかもう一滴だけ出そうな気がする。食卓に置かれた小さな醤油差しをめぐって、残量の見極めと「最後の一滴」への妙な執着が始まる。しかも、傾け方ひとつで話は思わぬ方向へ進んでいく。
使い切ったはずなのに、なぜかもう一滴だけ出そうな気がする。食卓に置かれた小さな醤油差しをめぐって、残量の見極めと「最後の一滴」への妙な執着が始まる。しかも、傾け方ひとつで話は思わぬ方向へ進んでいく。
「箸置きってさ、箸のためのベッドだろ」――そんなひと言から、猫や魚の形をした箸置きに箸を預けることの不思議さが広がっていく。なくても食事はできるのに、なぜか食卓にいる小さな道具。箸置きを眺めていると、いつもの食事が少し違って見えてくるかもしれない。