ハンガー、服より先に自分を整えたがる
服を掛けるだけのはずなのに、ハンガーには妙なこだわりがある。向きが揃っていないと気になる、一本だけ別の場所にあると戻したくなる。そんな日常の小さな違和感から、いつの間にか「服よりハンガーのほうが管理されている」という話になっていく。
服を掛けるだけのはずなのに、ハンガーには妙なこだわりがある。向きが揃っていないと気になる、一本だけ別の場所にあると戻したくなる。そんな日常の小さな違和感から、いつの間にか「服よりハンガーのほうが管理されている」という話になっていく。
玄関の傘立てには、傘が一本もない日にも妙な存在感がある。雨の日のために置かれているはずなのに、晴れた日のほうがその空席を意識してしまう。そこにあるのは傘なのか、それとも「いつか使うかもしれない」という予定なのか。そんなところから、傘立ての役割が少しずつおかしく見えてくる。
輪ゴムはたくさんあるうちは気にならない。でも最後の一本になると、急に「これを使っていいのか」と迷い始める。
100均の商品は完璧じゃない。でも、少し雑で、たまに失敗するからこそ妙に愛着が湧く。“ちょっと便利”に救われる日常と、不完全な道具をつい好きになってしまう感覚。
100均のキッチングッズなんて“つい買う物”だと思っていたのに、気づけば生活の小さなストレスが減っていた。