輪ゴムは、最後の一本になると急に偉そうになる
輪ゴムはたくさんあるうちは気にならない。でも最後の一本になると、急に「これを使っていいのか」と迷い始める。
輪ゴムはたくさんあるうちは気にならない。でも最後の一本になると、急に「これを使っていいのか」と迷い始める。
スーパーの買い物かごを持って歩いていると、なぜか少しだけ堂々としてしまう。まだ会計前なのに「自分の買い物」だと感じる、あの不思議な境界線。
旅行や出張で泊まるホテル。眠るだけの場所のはずなのに、枕だけは毎回「初対面」から始まる。不思議な距離感。
なぜか財布の中に残り続ける期限切れの会員証や診察券。もう使わないはずなのに捨てられないのは、物への未練ではなく、過去の自分への遠慮なのかもしれません。
財布を開くたびに増えていく1円玉や5円玉。どうして人は小銭を減らしたいのに、また増やしてしまうのか。財布の中で密かに開かれている「小銭会議」。
家電量販店で値札を見た瞬間、人は急に「比較の専門家」になる。昨日まで知らなかった単語を使い始める。
本に貼った付箋は、あとで読み返すための印だと思っていた。でも実際は、安心して先へ進むための目印なのかもしれない。
気づけば傘立てはいつも満員。捨てる決心もつかないまま増えていく傘の中で、なぜか1本だけ手放せない。
古いレシートは本来ただの紙切れのはずなのに、なぜか昔の空気や風景を連れてくる。記録と記憶の間にある、不思議な役割。
使うか分からないのに、なぜか捨てられない紙袋。実用品なのか思い出なのか曖昧な存在。